2016. 2. 20 Saturday

2月のカモシカ・器と料理

「器と料理」がテーマのカモシカ。
これまで様々な作家さんと一緒に時間と空間を作ってきましたが、堀仁憲さんほど料理や食材に寄って器を作ってくださった方はいません。
農家である蒜山耕藝・陶芸家の堀仁憲さんの二人展という、今回の組み合わせ。
さらに雪深い2月の蒜山。限られた種類と量の食材で味の広がりを表現するには、料理の構成をしっかり決める必要があり、それに寄り添うように器のアイテムが決まっていきました。

あくまで軸は器展で、オカズデザインの料理はそれに寄り添うもの。それがカモシカの基本スタンスです。
テーマや方向性はじっくり話し合って決めますが、細かな部分やアイテムバランスは器作家さんにお任せし、生まれた器を見て料理を決めていく。今回と間逆です。

堀さんの器は同じアイテムでも異なるニュアンスや佇まいをもち、1つ1つと真摯に向き合って作りあげる姿勢が伝わってきます。
料理ありきで作品が決められる制限は、多少なりとも息苦しく感じられるのでは…と気がかりに思っていましたが、驚くほどやわらかに、懐深く応えてくださいました。
蒜山耕藝の三人が、堀さん・パートナーの坂野友紀さんの器を大切に想い、日々使い続けていること。
そして堀さんご夫妻が蒜山耕藝の姿勢や人柄を敬愛し、彼らのいる蒜山・中和村に足を運び続け、ついにはこの地へ移住を決められたこと。そうした関係の積み重ねがあってこそ、なりたった形だと感じています。
蒜山耕藝の高谷絵里香さんが堀さんの工房を訪ねた折の記事を読むと、すーっとそれが伝わってきます。
http://hiruzenkougei.com/1588

「藝」の字は、植物に手を添え種をまく象形文字だと聞きました。
大地にひざまずき、自然に寄り添ってものを作る。その意味で堀さんと蒜山耕藝の生み出すものは等しく、深い部分で共鳴しあっているのだといつも思います。

藝の食卓DM 裏面

そして、大変お待たせいたしました!
「藝の食卓」会期中、毎日お出しするメニューです。
澄みわたった空のように透明な味わいの蒜山耕藝の自然栽培野菜やお米、それを育てた天然の湧き水。
さらには同じ土地の搾りたての生乳や野生の肉、山菜をふんだんに使って、堀さんの器に盛ってコース料理としてお出しします。

  • 人参の小さなポタージュ
  • 前菜盛り合わせ 白菜オイル蒸し・焼き油揚げ・ジビエ(イノシシまたは鹿料理)
  • 根菜と無殺菌生乳のグラタン
  • 〆のご飯 大根の味噌汁・土鍋炊きご飯・大豆の醤油炒め・お漬け物盛り合わせ

仕入れの事情などで一部変わることもあります。ご了承ください。
2年半熟成させた自家製生ハムや、フレッシュリコッタチーズをお添えできる日もありそうです。こちらは詳細が決まり次第、ツイッターでお知らせします。

ランチをお出しできるのは、12:00 / 13:15 / 14:30 の3つの時間帯で、各8席となります。
ご予約は当日の朝10時から、お電話にて承ります。事前のご予約は出来ませんので、お気をつけください。
最近チケットぴあのように電話が集中し、あっという間にご予約で満席になる日が続いていて申し訳なく思っています。
1人でも多くの方に召し上がっていただけるよう、ランチが終わる15時45分以降にも蒜山耕藝のお餅や最中など、軽食とお菓子をご用意します。こちらはご予約不要で、席が空き次第、順次ご案内します。

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もちろんお食事をせず器の展示をご覧になるだけでも大歓迎です。
ただ展示スペースもお昼時は込み合うことが多いので、ふらりと遊びにいらっしゃるには平日15時半以降がお薦めです。

また、初日の23日(火)は素晴らしいゲストをお迎えし、蒜山耕藝の小豆をつかったデザートを作っていただくことになりました!
そして今回も展示をイメージしたコーヒー豆を名古屋・coffee Kajitaさんが焙煎してくださるほか、蒜山の森に自生するクロモジを中心としたお茶をTEALABO tさんがブレンドしてくださいます。
詳細は明日にはお知らせできる予定です。どうぞお楽しみに。


2月のカモシカ 堀 仁憲・蒜山耕藝二人展「藝の食卓」
2016年2月23(火)-29(月)
12:00-18:00(最終日29日は16時まで)

  • カモシカの地図と連絡先はこちらです。http://okaz-design.jp/kamosika/map.html
  • 靴をぬいで店内に入っていただく空間です。古い家屋で足元が冷えやすいので、あたたかな服装でおいでください
  • 食事席は8席です。混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ご予約は当日の午前10時より電話にて受け付けます(回線が混みあい電話がつながりにくい日もあります)