2011年4月4日

4月のカモシカ・ボーダー編

さて。いよいよ残すところ「ボーダーシャツとエプロン」受注会まで数日。
もうちょい内容のご紹介続きます。
今日はこのイベントの相方である+CAPSULEさんのお話です。

+CAPSULEさんは、デザインはもちろん、パターン製作から縫製、仕上げ・発送にいたるまで、お一人でやられています。
それを声高に言わないのは、作家やアーティストではなく職人(メーカー)でありたい、手作業かどうかは分からなくてもよく、ただ「いい」と思って長く着てほしいという考えから。
+capsuleさんの服が着る人を選ばず、その人らしさをすっと引き立ててくれるのは、こんな姿勢からも来ているのだろうなと感じています。

私達がいいと思う作り手さんは共通して、静かな覚悟を芯に持たれているように思います。
普遍的なものを丹精こめて作りながら主張せず、自分の気配を消し、素材そのものを浮き立たせている。
その真摯な姿勢は、言葉にせずとも作品から伝わってきます。
オカズデザインもそうありたいと思いながら、まだその域にいけませんが、実行されている方に「こっちだよー」と常に道を照らしてもらっているように思います。

ガーゼボーダーシャツは、+CAPSULEさんが大切に作られてきた定番。
今回はより着心地のよさを追求した、ボーダーシャツの新ブランド「SEEP」のお披露目となります。
SEEPは染み込むという意味だそう。
ボーダー柄の布から作ったシャツではなく、身頃や袖、それぞれに一番しっくりくるように考えた位置と細さで抜染しているのです。その手間を考えると、もう、ただ頭が下がります。
じわりと布に染み込んでいく染めのように進化し続けるボーダーシャツ。
色の組み合わせは5パターン。
お気に入りの1枚を見つけていただけたらと思います。