2011年11月5日

11/10 桑原奈津子さんの日

桑原奈津子さんと出会ったのは4年くらい前。
今は大きなフェスとなったもみじ市がまだ小さなお寺でやっていた頃です。オカズデザインはレモネード屋として出店していました。
すでに大人気の料理研究家だった桑原さん、開場するとひときわ賑わっていました。
手にしているお客さんがとてもうれしそうににこにこしていて、一体どれくらいおいしいのだろうと思いながらも遠くから人ごみを熱く眺めるばかりでした。

願いかなって口にすることができたのは、もみじ市主催ご夫妻の結婚式。
私たちは料理を、桑原さんはお菓子を担当。隣のテーブルのよしみでチーズケーキをいただきました。
すーっと体に溶けていくような透明な味わいに、ただただ驚きました。
なんの抵抗もなく心地よく、水みたいに体に染み込むお菓子。
こんなお菓子を作る人がいるんだ、と鳥肌が立ったのを覚えています。

それをきっかけに、お菓子はもちろん、やわらかいけど飾らない味のある人柄にも惹かれ、じわりじわりと仲良くなっていきました。
知り合うほど、桑原さんの作るものや世界をもっと密に感じたい気持ちも強くなり、単なる料理とお菓子の組み合わせではなく、何か特別な機会にお誘いしようと決めていました。
そして今回ご一緒出来ることに。ただただ、嬉しいです。

桑原奈津子 ファーブルトン

新刊の準備中で大変お忙しく、在廊できるかはっきりしていなかったのですが、当日カモシカにいらしていただけることになりました。うわーい。
気になるお菓子はキャラメルバナナチーズケーキ、バナナのスコーン。
そして、写真のファーブルトンを作ってくれます。見てるだけでとろけそう。
素朴で火の香りがして大好きなお菓子なので、とても嬉しい。喫茶では温めてお出しします。
コーヒーやワインはもちろん、バナナのようなやわらかな香りと甘みの白ビールと合わせるのも面白いかも。
テイクアウトには、バナナスコーンと自家製ドライフルーツぎっしりの胡桃バーをご用意いただけるそう。
皆様のご来店お待ちしています。