2010年10月27日

週末は「灯しびとの集い」です

昨夜はmargoまりこさんとさし飲み。楽しくてついワインをがぶがぶ。
朝起きたら二日酔い+風邪ひきかけてる。
ま、おいしく楽しかったからいいか。風邪はとっとと治すとしよう。

ただいま明日の「てっぱん」収録用の煮物を仕込んでいます。
金曜夜に撮影が全て終わったら、そのまま東京からの車班と合流。
堺のクラフトフェア「灯しびとの集い」にレモネード屋として出店します。
こう冷え込んでくるとホットレモネードが出るかもしれないな。
いろんな作家さんや器に会えるのが個人的にとても楽しみ。
関西のみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。

下の絵は先ほど秀治がてっぱん演出部に送った指示。
果たして分かっていただけたのだろうか。

2010年10月23日

グラタン

やっとこ東京に戻ってきました。ひさしぶりにオカズ三人合流。
さすがに移動続きで疲れたか、寝ても寝ても足りません。
京都造形大のみなさま、つたない話を聞いて下さりありがとうございます。
学生さん達の目がまっすぐできらきらしてたのが印象的でした。
京都滞在はほんの一瞬で残念。次は大晦日に遊びに行く予定。

「てっぱん」今週のグラタン登場の回、評判よかったみたいです。
いい話だったもんなー。神経をつかった収録だったので、ほっとしました。
和食が得意なおばあちゃんらしく、さらりとしたベシャメルと控えめな味つけ。
太いリガトーニ、まるまると大きい具材でハレ感を出しました。
来年撮影が全て終わったら、みなさんに食べていただく機会を作れたらなと思ってます。

さてウェブと雑誌掲載のご紹介。
サントリー烏龍茶のシリーズ連載「烏龍茶的食べ物語」、更新です。
たこ焼き、サムギョプサル、ピロシキ、さんまの蒲焼丼の4品が追加されました。
たこ焼き器は試作を繰り返してかなり使い込んだので、黒光りしてる。
火加減が特に難しく、奥深い料理だなー。一番苦心しました。

『天然生活』12月号、夜の過ごし方でオカズデザインを紹介いただきました。
ぶらぶらと散歩したり、大好きな店・margoでおいしいワインを呑みながら撮影。
いい取材でした、あはは。margoまりこさん・まきじくん、ありがとう。
写真はキッチンミノル、テキストは権佳恵さん。

オルビス会報誌『hinami』10月号に、おむすびのレシピが4つ登場。
とてもおいしそうに載せていただきました。
素敵な表紙だなあと思っていたら、田尾沙織さん写真、佐藤卓さんデザイン。
中身も充実していて、高山なおみさん×松浦弥太郎さんの対談も巻頭に。思わず熟読。
レシピはウェブマガジンにも転載されているので、よかったらご覧ください。
写真は岡村昌宏さん。テキストは高橋紡さん。
美しく、やさしいおむすび写真に感動。

『きょうの料理ビギナーズ』の連載「作っておくとっておく」。
今月は豚肉と大福豆の煮込みです。
時間はかかりますがその甲斐は十分ある、しみじみやさしい煮込みです。
少し寒くなってきた今の季節、ぜひお試しください。

発売後ずいぶんたってしまいましたが、『InRed』11月号。
中川ちえさん・齋藤圭吾さんとの連載「台所ことこと」、ハヤシライスを載せました。
デミグラスから作ると1週間以上かかる手間がかかる料理。それはいくらなんでもハードルが高いので、子どもの頃に母がこの季節に作ってくれた味を思い出しながら軽やかに仕上げています。
玉葱とセロリをしっかり炒めること、牛すね肉と鶏がらスープを使うのがポイントです。

最近、料理と写真の関係について改めてよく考えます。
言葉に出来ないところを形にし、ふくらまし、そぎ落としてくれるパートナー。
お互いにプロの仕事をするのはもちろんだけど、深い意識で関わりあって信頼関係を作れたらと切に思う。

2010年10月17日

西へ西へ

いま金沢から東京に戻りました。生活工芸展はいろんな意味で刺激的でした。
ある方は国宝か?と思うような一級美術品揃い、またある方は飾り気のない簡素で静かなセレクト、ここではポップで現代アートのよう、あっちではその全ての要素があるセレクト。
選者によって展示がまったく様々で、色んな視点があるのに驚く。
そんな中でオカズデザインのセレクトは、よくも悪くも気負いがない。
こんな風に外から自分達を見れたのも、とても貴重な体験でした。
他のセレクターにもたくさんお会いできて、何人かの方とはゆっくりお話し出来ました。

さて、数時間後はまた大阪でNHK「てっぱん」の仕込みと撮影。
20日水曜日は京都造形大で座談会に参加することになってます。
学生さんたちが拙著『豚ごはん』を見て、自家製ハムを当日作ってくれるそうです。あはは。
何話せばいいのやらだけど、ありのまま分かりやすくお話できたらと思う。
関西にここ数年ずっとご縁がある。面白いなあ。

2010年10月14日

「生活工芸」展、始まりました

さて、ご招待いただいてるイベント二つのお知らせです。
金沢の21世紀美術館で昨日より開催の「生活工芸」展
チーフディレクター・ガラス作家の辻和美さんを中心に、18組のセレクターが選んだ生活工芸が展示されるのですが、なんと。
このうちの1組にオカズデザインが選ばれました。
使い続けているもの15品を推薦。自然と台所・食卓まわりのもの中心になりました。

そうそうたるメンバーの中で戸惑うばかりですが、単純に展示を楽しみにしています。
オカズは明日金曜日に見に行きます。
木工作家・三谷龍二さんやエッセイスト平松洋子さん、茶道の武者小路千家・千宗屋さんのシンポジウムや座談会も楽しみ。
とてもいい企画展のようです。ぜひ足をお運びください。

もう一つは、今月末に大阪・堺で開かれるクラフトフェア「灯しびとの集い」
昨年に続き、今年もレモネード屋で登場します。
友人知人の作家達も多数出てるし、新しい作品や人との出会いも待っていそうで、とても楽しみにしています。
たくさんレモネード仕込んでいかなきゃ。
ちょうど端境期で毎年この頃はいいレモンの確保に苦労するのですが、今年は猛暑もあってさらに収穫が遅れてて難しそう。ですが頑張ります。

ここ数年出させていただいていた「もみじ市」の参加は、今年は残念ながら辞退させていただきました。
毎年楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありません。
気になる作家さんがたくさんで、出店せずとも個人的に行きたいけど無理かー。

とにもかくにも、まずは金沢。
大好きな街での展示、とてもうれしいです。寿司も食べるぞー。

2010年10月13日

ありがとうアアルト カレー

巣巣さんでのイベント「アアルト カレー」は盛況のうちに終了しました。いんやー楽しかった。
いらしてくださった皆様ありがとうございました。
1週間後のスケジュールさえまーったく確定できない今年後半。
どうしてもアアルトコーヒー・庄野さんと一緒にやりたくて、無理を承知でやってみてよかった。
巣巣さんには、なんと仕込まで手伝っていただく。何から何までありがとうございました。
久々の方やずっとお会いしたかった方達ともお会いできて、さらにうれしい1日となりました。

朝一番、イベントが始まる前に庄野さんが飲ませてくれた新作・キートスブレンド。
やさしい美味しさに涙が出ました。一番大切にしたいこと、やっぱり同じだ。
改めて庄野さんをすごく好きだと思いました。

まだ残り2ヶ月あるけど、今回作ったキーマカレーは地味ながら今年一の出来ではないかと思います。
今回庄野さんが「周りからみたらばかじゃないのってくらいのこと、やろうよ」って言ってくれたのが、心に残ってます。それが完璧ではなくても出来た。ような気がしてる。
今後、アアルトコーヒーと一緒に提供できるときにだけ、このキーマカレーは作ります。
写真を撮り忘れたし、早めにやらないとな。
来年、みなさんに召し上がっていただく機会が作れそうです。

大人気だったデルベアさんのバウムクーヘン。
また食べれる日が待ち遠しい。

2010年10月7日

アアルトカレー

次の日曜日、コーヒーとカレー企画「アアルト カレー」、予約席は満席となりました。ありがとうございます。
予約なしの席も12時~16時の間、巣巣さんがご用意してくれました。
時間によっては少しお待たせするかもしれませんが、店内は素敵なものがたくさんあるので、ゆっくり眺めてお待ちいただけたらと思います。

明日から本格的に仕込みが始まります。
今まで作ったカレーの中で、一番大量かもしれんです。
あわてず、ひとつひとつ、こつこつと作ろう。

2010年10月4日

玉子丼

土曜日放映の「てっぱん」に登場した玉子丼。「うまそー」の声たくさん、ありがとうございます。
みんな忙しいのによく見てくれているなあと改めて感激。
何かの機会に召し上がっていただきたいけど、火加減の調整が微妙で一度にたくさん作れません。
ドラマのように目の前にいる大切なひとのために、ちゃちゃっと家で作るのが一番似合う料理な気がする。
視聴率もいいみたい。幸先いいスタートでうれしいっす。

写真はこの夏の収録を支えてくれた、大阪・堺筋本町の「ゼー六」(ゼーロクと読みます)アイスもなか。
1個100円、さらっとした甘さと舌触り。びっくりするくらい上品でおいしいです。
涼しくなっても無性に食べたくなる。

今月いっぱいはデザインも料理もてんてこまいスケジュール。
オカズ3人アクセル全開ながら楽しんでる空気もあり、いい感じで進んでいる。と思う。
大阪での仕込みは信頼している友達が手伝ってくれていて、本当に助かってます。ありがとう。
近々みなさまに会えるのは10日の「アアルトカレー」でしょうか。
今年こういうぎゅっとしたイベントが出来るのは最後かもしれず、気合入れてます。

デザートのうち、一品はなんと。デルベアのバウムクーヘンをお出しします。
これ以上ないってくらい繊細な味わいなのに、ものすごくパワーがある。
オカズデザインが世界一好きなバウムクーヘン。
奈良でたった一人で作られていて、誠実で真摯なお人柄も含め尊敬しています。

大好きで尊敬している方達と一緒に、おいしい時間と空間を作る。
いまから楽しみです。まるでご褒美のような1日。
昼過ぎの回はまだ空きがあるようなので、巣巣さんへ問い合わせてみてください。