写真はDM撮影の時のヒトコマ。
左が+CAPSULEの鈴木伸也さん、右が鈴木さんの奥様でワイヤー作家の森永よし子さん。
デザイン、パターン製作から縫製、捺染、仕上げのボタン付けやアイロンがけ・発送まで、森永さんのサポートがありつつも基本全てお一人でやられているといると聞いて、出会った頃驚きました。
細部まで実に丁寧で、とても手がかかっている洋服だったからです。
それを声高に言わないのは、作家やアーティストではなく職人(メーカー)でありたい、手作業かどうかは分からなくてもよく、ただ「いい」と思って長く着てほしいという考えから。
+capsuleさんの服が着る人を選ばず、その人らしさをすっと引き立ててくれるのは、こんな姿勢からも来ているのだろうなと感じています。
一昨年の受注会でも、ご年配の女性と20代の男性が同じガーゼボーダーシャツをそれぞれしっくりと着こなしているのを見て「なるほどなあ」と、うなったものです。
今回モデルのオカズ森影が着ているのは、新作のガーゼラグランTシャツとリネンのラップエプロン。
心地いいガーゼ地で程よく体に寄り添う、シンプルな美しいラインのシャツ。胸元の大きめなポケットが効いています。
よくよく見ると首周りや袖に細かな処理がされていて、細やかで丁寧な仕事が感じられます。
写真の白以外にも藍染職人・LITMUSさんが染めた藍色のシャツも登場。
藍の濃さも数パターンあり、それぞれに素敵でどれにしようか迷ってしまいます。
ラップエプロンは、足を大きく開くなど色々な動きをしてもずれないよう、それでいて動きやすいよう工夫をされていて、体にぴったりとなじみます。
やや厚みがあるしっかりとしたリネン生地をふんだんに使っているのも+CAPSULEらしい。
着こなすほどに味も出てくるだろうなあ、と個人的にも楽しみです。