2013年4月26日

種市のワイン

オカズデザインが種市で出来ることを考えた時に、酒を軸に料理を考えよう。
と、かなり早い時点で決めました。
おいしい酒と料理が死ぬほど好きなオカズデザイン。
食の神様のおかげで奇跡的に出会うことが出来た、敬愛してやまない日本のワインたち。
この機会にぜひ皆さまにもお伝えせねばと思ったのです。

ワインも農産物。収穫直前に思わぬ自然の害にあい、大切に育てたぶどうが半滅、全滅することもしばしば。
それでも黙々と素晴らしいワインを生み出している、小さな小さなワイナリーです。
目が届く範囲、1人或いはご夫婦だけ、家族だけでワインを作られています。
数がとても少ないため市場には出回らず、酒屋さんに並ぶことは滅多にありません。
ワイナリーのオーナーや親しくしている酒屋さんに今回の企画の趣旨をお話してご協力いただき、くらくらするような素晴らしい品揃えとなりました。
そのラインナップを一足早くご紹介です!

BEAU PAYSAGE(ボー・ペイサージュ)
山梨県北杜市。開墾からワイン作りまで、全てオーナー・岡本英史さんが手作業で作られています。
オカズデザインが最も影響を受けているワイナリー。
こんなワインがあったんだ、と10年前初めて飲んだ時に心が震えたのを覚えています。
岡本さんのワインにはいつも静かな覚悟を感じます。豊かな風味、体と心に染み渡る素晴らしいワインです。
完全無農薬。今回は先週届いたばかりの2011年産をお持ちします。

農楽蔵(のらくら)
北海道函館市。2012年9月、函館山の麓に誕生したばかり。
「自分たちの納得いくものを提供し、身の丈にあった収入と、最大限の幸せを感じられること」がモットー。
どのワインも丁寧でセンス溢れる作りと弾けるような楽しさがあり、個人的にも大注目のワイナリー。
今回は伝統的な製法で作ったシードルをお持ちする予定です。
下の写真の左がそう。この通り、ラベルも実にツボなのです。
野生酵母にて低温発酵、天然のガスをそのまま閉じ込めているそう。楽しみだなあ。

のらくら

四恩醸造

山梨県山梨市。小林剛士さんが一人で栽培、醸造、販売を手がけている小さなワイナリー。
「極力低農薬でぶどうを栽培、天然酵母で醗酵、おいしくて低価格のワイン造りを自然体で行なうこと」がポリシーだそうです。
その想いそのままのワインで、すいすいするする体に入っていく心地よさ。料理をまったく邪魔しません。
油絵のラベルも印象的。白・ロゼ・赤それぞれお持ちします。

他にもいくつかのワイナリーから、稀少なワインが届く予定です。
いずれも1本ずつなので、売り切れの際はご容赦ください。

古代種野菜食堂はベースカフェにて12時スタート。
土曜日の昼下がり、ご一緒においしいワインを飲めるのを楽しみにしています。