2011年7月2日

センヌキバーアネックス「カツカレーとビール」

昨日7月1日から開催している「センヌキビールグラスバー」
諸事情により、フラスコ会場でのフード提供が中止となりました。
私達もとても残念ですが、何よりも楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ありません。
ビールやジンジャーエールの小売販売、センヌキ、グラスの販売は予定通り実施していて、会場すぐ横のカフェ「SKIPA」でコエドビールを木村硝子さんのグラスで楽しめます。
他のいくつかの飲食店でも会期中にコエドビールを楽しめるので、フラスコHPを見てみてくださいね。

しかし、なんと。思わぬ流れが。
神楽坂の日本茶喫茶「茜や」さんで、コエドビールとオカズデザインのカツカレーが二日間だけ楽しめる企画が急遽実現することとなりました。
茜やさんは築50年の古い古民家で、さらりとした風情の心地よいお店。
オカズと不思議なご縁があることも分かり、とても楽しみです。
駆け回ってくださった主催者のみなさま、本当にありがとうございます。

下の写真はNHK「てっぱん」で登場したカツカレーの試作中のもの。
これをベースに、茜やさんの空間とコエドビールのまろやかな味わいにあうよう、ぎりぎりまで試作を繰り返したいと思います。
ビールとカレーで神楽坂の夏の午後を堪能していただけたらうれしいです。

■センヌキビールグラスバーアネックス「カツカレーとビール」

7月7日・8日、センヌキビールグラスバーの別館がオープンします。
会場はフラスコから徒歩5分、細い路地裏にある民家で日本茶カフェを営む「茜や」。
6人のデザイナーの栓抜きやトレイ、木村硝子のグラス、
センヌキ展にずらり並ぶビールまわりの器や道具を使って、オカズデザインのカツカレーとコエドビールをお出しします。
きーんと冷えたビールの栓をシュポッと抜いて、うちわで扇ぎながらつまみとビールをゆっくり楽しみ、ふうふう言いながらカレーを食べる。
ああ夏が来たんだなあ。と五感まるごとで感じられる二日間にしたいと思います。

小さな空間ですので、各時間帯10名さまの予約制とさせていただきます。
みなさまのご来店、お待ちしています。

◇日程 7/7(木)・8(金) 12時から18時

◇時間 12:00- / 13:30- / 15:00- / 16:30- 各10名 1日40食限定

◇内容 ビールのつまみ カツカレー 食後の冷煎茶

◇料金 2,200円(税込・飲み物別)

◇予約および問い合わせ
茜や
お名前・当日連絡がつく電話番号・希望時間帯(第二希望まで)・人数をご明記の上、下記E-mailアドレスまでお申し込みください。
akane-y-annex@nifty.com

※ メールをいただいてから2日以内にはご返信させていただきます。
返信がない場合、迷惑メールフォルダなどに入っていないかご確認の上、再度お問い合わせください。
携帯からのお申し込みの場合、パソコンメールが受信できるよう、設定をお願いいたします。

※ お一人さまでお申し込みの場合、席の都合上相席となる可能性があります。

2011年5月20日

SO SEA

SEWING GALLERY

大阪のはずれにあるSEWING TABLE COFFEEにはじめて行ったとき、日本にこんな素敵な場所があるのかと心の底からびっくりした。
古い洋裁学校の敷地内でギャラリーとカフェを営む玉井さんご夫妻も、伸びやかできれいな佇まい。
ミルク珈琲とトーストをいただきながら、木々に囲まれた庭で美術作家の永井宏さんが詩のワークショップをやっているのを眺め、夢のような風景だなあと思ったのを覚えています。
少しでも空気感を長く感じていたくて、玉井恵美子さんの著書を買って帰りました。
美しく力強い言葉と挿絵に、これまで何度励まされたか分からない。

玉井さんは洋服も作られていて、17日から神宮前のタンバリンギャラリーで、個展を開かれています。
美しくシンプルで、のびのびした素材とライン。お人柄そのまんま。
まるで風をまとっているように心地いいのです。
不思議なご縁で、明日21日のティータイムのレセプションとして、オカズデザインのレモネードと天然酵母のショートブレッドをお出しすることになりました。

この日のために2ヶ月近く熟成させたレモネードも、とてもおいしくなっています。
4月に急逝された永井さんの教え子たちが集まり、詩の朗読や演奏もあるそう。
ぜひ足を運んでいただければうれしいです。
イベントの詳細はこちらです。

2011年4月17日

肉まんと川散歩

4月のカモシカ「ボーダーシャツとエプロン」は連日盛況のうちに、滞りなく終了となりました。
何度+CAPSULEさんと「本当にやってよかったねー」と言い合ったことか。
それくらい充実した時間でした。
たくさんのご来店、ありがとうございました。

もう少し余韻を噛み締めていたいのに、企画終了とともに猛仕込み。
本日4/17日曜日は、写真家キッチンミノル氏・中目黒ジィオデシックでの個展「多摩川の人々」最終日。
ラストを飾る企画として、川に似合うごはんとして肉まんを作って欲しいとのご要望。
肉まんだけでも奥深く、ひーひーなのに「もう1種類あったらうれしいよねー」との無責任なキッチン先生のラブコールに応え、豆カレーまんもご用意しました。
無農薬の八朔やネーブルで仕込んだレモネードもちょこっと持っていきます。
スタートは正午。売切れ次第終了となります。

肉まん

ずうずうしいキッチン先生ですが、写真はとてもいいです。
ジィオデシックの美しいアトリエによく映え、多くの方に見ていただけたらと思います。
京都からオオヤコーヒの大宅稔さんも、肉まんにあうコーヒーを持って駆けつけてくれるそう。

桜吹雪の目黒川散歩がてら、おでかけいただけたらうれしいです。
イベントの詳細はこちらです。

2010年10月27日

週末は「灯しびとの集い」です

昨夜はmargoまりこさんとさし飲み。楽しくてついワインをがぶがぶ。
朝起きたら二日酔い+風邪ひきかけてる。
ま、おいしく楽しかったからいいか。風邪はとっとと治すとしよう。

ただいま明日の「てっぱん」収録用の煮物を仕込んでいます。
金曜夜に撮影が全て終わったら、そのまま東京からの車班と合流。
堺のクラフトフェア「灯しびとの集い」にレモネード屋として出店します。
こう冷え込んでくるとホットレモネードが出るかもしれないな。
いろんな作家さんや器に会えるのが個人的にとても楽しみ。
関西のみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。

下の絵は先ほど秀治がてっぱん演出部に送った指示。
果たして分かっていただけたのだろうか。

2010年10月17日

西へ西へ

いま金沢から東京に戻りました。生活工芸展はいろんな意味で刺激的でした。
ある方は国宝か?と思うような一級美術品揃い、またある方は飾り気のない簡素で静かなセレクト、ここではポップで現代アートのよう、あっちではその全ての要素があるセレクト。
選者によって展示がまったく様々で、色んな視点があるのに驚く。
そんな中でオカズデザインのセレクトは、よくも悪くも気負いがない。
こんな風に外から自分達を見れたのも、とても貴重な体験でした。
他のセレクターにもたくさんお会いできて、何人かの方とはゆっくりお話し出来ました。

さて、数時間後はまた大阪でNHK「てっぱん」の仕込みと撮影。
20日水曜日は京都造形大で座談会に参加することになってます。
学生さんたちが拙著『豚ごはん』を見て、自家製ハムを当日作ってくれるそうです。あはは。
何話せばいいのやらだけど、ありのまま分かりやすくお話できたらと思う。
関西にここ数年ずっとご縁がある。面白いなあ。

2010年10月14日

「生活工芸」展、始まりました

さて、ご招待いただいてるイベント二つのお知らせです。
金沢の21世紀美術館で昨日より開催の「生活工芸」展
チーフディレクター・ガラス作家の辻和美さんを中心に、18組のセレクターが選んだ生活工芸が展示されるのですが、なんと。
このうちの1組にオカズデザインが選ばれました。
使い続けているもの15品を推薦。自然と台所・食卓まわりのもの中心になりました。

そうそうたるメンバーの中で戸惑うばかりですが、単純に展示を楽しみにしています。
オカズは明日金曜日に見に行きます。
木工作家・三谷龍二さんやエッセイスト平松洋子さん、茶道の武者小路千家・千宗屋さんのシンポジウムや座談会も楽しみ。
とてもいい企画展のようです。ぜひ足をお運びください。

もう一つは、今月末に大阪・堺で開かれるクラフトフェア「灯しびとの集い」
昨年に続き、今年もレモネード屋で登場します。
友人知人の作家達も多数出てるし、新しい作品や人との出会いも待っていそうで、とても楽しみにしています。
たくさんレモネード仕込んでいかなきゃ。
ちょうど端境期で毎年この頃はいいレモンの確保に苦労するのですが、今年は猛暑もあってさらに収穫が遅れてて難しそう。ですが頑張ります。

ここ数年出させていただいていた「もみじ市」の参加は、今年は残念ながら辞退させていただきました。
毎年楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありません。
気になる作家さんがたくさんで、出店せずとも個人的に行きたいけど無理かー。

とにもかくにも、まずは金沢。
大好きな街での展示、とてもうれしいです。寿司も食べるぞー。

2010年10月13日

ありがとうアアルト カレー

巣巣さんでのイベント「アアルト カレー」は盛況のうちに終了しました。いんやー楽しかった。
いらしてくださった皆様ありがとうございました。
1週間後のスケジュールさえまーったく確定できない今年後半。
どうしてもアアルトコーヒー・庄野さんと一緒にやりたくて、無理を承知でやってみてよかった。
巣巣さんには、なんと仕込まで手伝っていただく。何から何までありがとうございました。
久々の方やずっとお会いしたかった方達ともお会いできて、さらにうれしい1日となりました。

朝一番、イベントが始まる前に庄野さんが飲ませてくれた新作・キートスブレンド。
やさしい美味しさに涙が出ました。一番大切にしたいこと、やっぱり同じだ。
改めて庄野さんをすごく好きだと思いました。

まだ残り2ヶ月あるけど、今回作ったキーマカレーは地味ながら今年一の出来ではないかと思います。
今回庄野さんが「周りからみたらばかじゃないのってくらいのこと、やろうよ」って言ってくれたのが、心に残ってます。それが完璧ではなくても出来た。ような気がしてる。
今後、アアルトコーヒーと一緒に提供できるときにだけ、このキーマカレーは作ります。
写真を撮り忘れたし、早めにやらないとな。
来年、みなさんに召し上がっていただく機会が作れそうです。

大人気だったデルベアさんのバウムクーヘン。
また食べれる日が待ち遠しい。

2010年10月7日

アアルトカレー

次の日曜日、コーヒーとカレー企画「アアルト カレー」、予約席は満席となりました。ありがとうございます。
予約なしの席も12時~16時の間、巣巣さんがご用意してくれました。
時間によっては少しお待たせするかもしれませんが、店内は素敵なものがたくさんあるので、ゆっくり眺めてお待ちいただけたらと思います。

明日から本格的に仕込みが始まります。
今まで作ったカレーの中で、一番大量かもしれんです。
あわてず、ひとつひとつ、こつこつと作ろう。

2010年10月4日

玉子丼

土曜日放映の「てっぱん」に登場した玉子丼。「うまそー」の声たくさん、ありがとうございます。
みんな忙しいのによく見てくれているなあと改めて感激。
何かの機会に召し上がっていただきたいけど、火加減の調整が微妙で一度にたくさん作れません。
ドラマのように目の前にいる大切なひとのために、ちゃちゃっと家で作るのが一番似合う料理な気がする。
視聴率もいいみたい。幸先いいスタートでうれしいっす。

写真はこの夏の収録を支えてくれた、大阪・堺筋本町の「ゼー六」(ゼーロクと読みます)アイスもなか。
1個100円、さらっとした甘さと舌触り。びっくりするくらい上品でおいしいです。
涼しくなっても無性に食べたくなる。

今月いっぱいはデザインも料理もてんてこまいスケジュール。
オカズ3人アクセル全開ながら楽しんでる空気もあり、いい感じで進んでいる。と思う。
大阪での仕込みは信頼している友達が手伝ってくれていて、本当に助かってます。ありがとう。
近々みなさまに会えるのは10日の「アアルトカレー」でしょうか。
今年こういうぎゅっとしたイベントが出来るのは最後かもしれず、気合入れてます。

デザートのうち、一品はなんと。デルベアのバウムクーヘンをお出しします。
これ以上ないってくらい繊細な味わいなのに、ものすごくパワーがある。
オカズデザインが世界一好きなバウムクーヘン。
奈良でたった一人で作られていて、誠実で真摯なお人柄も含め尊敬しています。

大好きで尊敬している方達と一緒に、おいしい時間と空間を作る。
いまから楽しみです。まるでご褒美のような1日。
昼過ぎの回はまだ空きがあるようなので、巣巣さんへ問い合わせてみてください。

2010年9月28日

TABE TABI MARKET

TABE TABI MARKET、大盛況でした。
久しぶりのイベント、いやー楽しかったなー。
オカズが出したのは角煮とモツ煮。福島産のバラ肉と内臓類を提供いただき、3日がかりで仕込みました。
予定より多めに持っていったのですが、早々に完売しました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございます。
拙著『豚ごはん』『食堂かたつむりの料理』も売り切れたそうです。うれしい。

COOKCOOPのみなさんも福島の生産者の方達も、朗らかで気持ちがよかった。お世話になりました。
イベントではただただ売り続け、まわりのお店が気になっても見れないということも少なくないのですが、今回はゆっくり話しながら買い物も出来ました。
原木ひらたけやなめこ、川口納豆、日野さんが選んだ美しい宮島しゃもじ、1キロ100円のじゃがいも、『旬がまるごと』小林さん大推薦の有明海苔。
翌日の朝は会津のお米を炊いて、ご飯のお供たちをいただく。そりゃ贅沢な朝ごはんだった。

料理スタッフを希望されている方もたくさん来てくださいました。
中には福井からいらした方も。ほんとうにありがとうございます。

個人的には、対談企画の主役『murmur magazine』編集長・服部みれいさん、前から素敵な仕事されるなあと思っていたフードコーディネーターのたかはしよしこさんにお会いできたのが印象的。
『豚ごはん』などでいつもお世話になっている編集者さん、おおいしさん・雨宮さんにご紹介いただき、初めてゆっくりお話できた。
パワフルで面白くえらく魅力的な方で、笑いっぱなし。
近々また会えそうで楽しみ。いろいろ教わることありそうです。

上の写真はTABETABIで買ったなめこ。
すてきな器に入ってて、うまく育てれば3回ぐらい収穫できるそう。
ここ最近無性にきのこ狩りしたい欲求にかられじたばたしてたけど、これでだいぶ満たされそうです。
友達も大勢来てくれたのですが、そろいもそろってみんな買ってた。ぐっとくるもんね。

きのこつながりで、昨夜ごちそうになった松茸。
丸ごとこんがり網で焼いて、手で割いてあつあつを手づかみで
ジューシーで塩さえもいらない。松茸ってこんなにおいしかったっけ。
秋を体中で堪能。つい深酒してしまう。ご馳走様でした。

さあて。
今週も『てっぱん』の撮影立ち合いやレシピ試作、デザインのプレゼンなどに奮闘します。
巣巣での「アアルトカレー」イベントも、もう間近。最終調整に入ります。
アアルトコーヒー渾身の深煎り新ブレンドとのセッションで、キーマカレーを作ります。
席のご予約も受けているので、確実に食べたいかたはご予約必須ですよ。
詳しくは巣巣のHPへどうぞ。