2011年4月26日

ボーダーシャツとエプロン・お礼とご報告

1年ぶりのカモシカ企画、+CAPSULEさんとの企画「ボーダーシャツとエプロン」。
終わってからすでに10日たちました。早いなあ。
改めまして、ご来店ありがとうございました。
連日寝不足でしたがそんなのどーってことないと思えるくらい、満たされた空気が毎日流れていました。

お天気が崩れた日、余震があった日も皆様来て下さり、中には毎日通ってくださる方や数日かけてボーダーシャツをじっくり選ばれる方も。
久しぶりの人、会いたかった人にもたくさんお会いできました。
街中でばったり同じボーダーシャツで遭遇。なんてこともあるだろうなあ。想像して、にやにや。
ご依頼いただいた服は、+CAPSULEさんがただいま1点1点制作中です。
お手元に届くまで、楽しみにお待ちいただければと思います。

SEEP ● MADE IN JAPAN

そして、ご報告です。
+CAPSULE・鈴木伸也さんのご実家は岩手県。
この震災で大きな被害を受けた土地です。
売上から178,754円と、広島の游風ら里さんから鈴木さんへのお見舞金を足した198,754円。
鈴木さんご夫妻と縁の深い、岩手県大船渡市の災害義援金口座に寄付をさせていただきました。
皆様に深く御礼申し上げます。

自分達が出来るのはいいものを作り、誰かに喜んでいただくこと。
いい仕事をすることが被災地の力になり、いい循環になっていくのなら本当にうれしい。

+CAPSULEさんの新作ボーダーシャツは、今後巣巣さんなどで販売予定だそう。
エプロンやキッチンクロスは、引き続きカモシカで販売できるようにしていけたらなと思っています。
今後のカモシカでのイベントは、ただいま色々企み中。
また詳細決まったらブログでお知らせします。

2011年4月17日

肉まんと川散歩

4月のカモシカ「ボーダーシャツとエプロン」は連日盛況のうちに、滞りなく終了となりました。
何度+CAPSULEさんと「本当にやってよかったねー」と言い合ったことか。
それくらい充実した時間でした。
たくさんのご来店、ありがとうございました。

もう少し余韻を噛み締めていたいのに、企画終了とともに猛仕込み。
本日4/17日曜日は、写真家キッチンミノル氏・中目黒ジィオデシックでの個展「多摩川の人々」最終日。
ラストを飾る企画として、川に似合うごはんとして肉まんを作って欲しいとのご要望。
肉まんだけでも奥深く、ひーひーなのに「もう1種類あったらうれしいよねー」との無責任なキッチン先生のラブコールに応え、豆カレーまんもご用意しました。
無農薬の八朔やネーブルで仕込んだレモネードもちょこっと持っていきます。
スタートは正午。売切れ次第終了となります。

肉まん

ずうずうしいキッチン先生ですが、写真はとてもいいです。
ジィオデシックの美しいアトリエによく映え、多くの方に見ていただけたらと思います。
京都からオオヤコーヒの大宅稔さんも、肉まんにあうコーヒーを持って駆けつけてくれるそう。

桜吹雪の目黒川散歩がてら、おでかけいただけたらうれしいです。
イベントの詳細はこちらです。

2011年4月13日

4月のカモシカ・いよいよ最終日

1年ぶりのカモシカ企画「ボーダーシャツとエプロン」。
途中報告しようと思いながら、毎日早朝から深夜までやることてんこもり。
いやーついに最終日です。

展示は、ボーダーシャツとエプロンだけ。
お茶できる席は8席という、これ以上ないってくらいミニマムな企画。
正直、われらも+CAPSULEさんも全く来客数を予想することができませんでした。
不安は杞憂に終わり、連日たくさんご来店いただいています。ありがとうございます。
ゆっくり+CAPSULEさんとお話をして一番似合うボーダーシャツを選び、ゆったりお茶をされている。
とてもいい時間が流れています。

明日、18時まで展示を見ていただくことが出来ます。
喫茶は17時ラストオーダー。
ボーダーシャツとエプロンつけて、みなさまをお待ちしています。

最終日前日

2011年4月7日

4月のカモシカ・お知らせ

先ほど無事搬入がすみ、いよいよ残すところ数時間。あーどきどきします。
出来上がってきた+CAPSULEさんの服たち。
本当に素晴らしいの一言につきます。一生ものの服です。
多くの方に手にとってもらえたらと思います。
最後に、細かいけど大切なお知らせをいくつか。

◇甲州街道からカモシカに入る道の目印となるコンビニが、数日前にampmからファミリーマートに変わりました。お気を付けください。地図はこちらです。
近くに駐車場がなく、甲州街道沿いのガストをお薦めしています。

◇基本的には受注会になりますが、キッチンクロスをはじめ数に余裕があるものはその場でお渡しできます。
その他の商品はイベント終了後、+CAPSULEさんが1点ずつ製作にとりかかります。
お手元に届くまで2ヶ月ほど見込んでいただければと思います。

◇店内は禁煙となります。
喫茶は8席のみなので、混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ご了承ください。
詳しいご案内は「小喫茶編」でご紹介しています。

◇クレジットカードは使えず現金決済となります。

◇桜が満開です。近くの緑道は桜並木で、夢のようにきれいです。
お花見がてらお出かけください。ご来店、お待ちしています。

2011年4月5日

4月のカモシカ・キッチンクロス編

すり鉢とキッチンクロス

本日のご紹介は、今回にあわせて+CAPSULEさんが作ってくださったキッチンクロス。
仕事柄たくさんキッチンクロスは持っていますが、なかなか理想とするものに出会えずにいました。
業務用としてハードな使用に耐えうる丈夫さ&高い吸水性を持ちながら、シンプルで美しいしゅっとした佇まいのクロスがほしい。
そんな長年の願いを+CAPSULEさんがかなえてくれたのです。
今回の影の主役といってもいいくらいお薦めの一品。
われらもさっそく使っています。使うほどさらにいい風合いになっていくのがうれしい。

一般の綿よりも吸収性がぐっと高いスーピマ綿と、リネンガーゼの二種類。
綿は普段使いにがんがんと、リネンはグラスや漆などを磨くのにお薦め。
どちらも上質な素材で作られているので、触っているだけでも心地よく、タオルとして使っていただいてもいいと思います。

布選びから幅や長さ、端の処理にいたるまで、何度も+CAPSULEさんが試作を繰り返し、無事お披露目となったキッチンクロス。
オカズデザインにとって頼もしい味方ができて、本当にうれしい。
皆様にもぜひ使っていただけたらと思います。

それにしても、あと3日でイベントスタート。
なのに、どうしてこうも余裕がないのかわれながら不思議になります。
新学期前日に泣きながら宿題をやっているような状況。
小学生から成長なしってことでしょうか。うーむ。

2011年4月4日

4月のカモシカ・ボーダー編

さて。いよいよ残すところ「ボーダーシャツとエプロン」受注会まで数日。
もうちょい内容のご紹介続きます。
今日はこのイベントの相方である+CAPSULEさんのお話です。

+CAPSULEさんは、デザインはもちろん、パターン製作から縫製、仕上げ・発送にいたるまで、お一人でやられています。
それを声高に言わないのは、作家やアーティストではなく職人(メーカー)でありたい、手作業かどうかは分からなくてもよく、ただ「いい」と思って長く着てほしいという考えから。
+capsuleさんの服が着る人を選ばず、その人らしさをすっと引き立ててくれるのは、こんな姿勢からも来ているのだろうなと感じています。

私達がいいと思う作り手さんは共通して、静かな覚悟を芯に持たれているように思います。
普遍的なものを丹精こめて作りながら主張せず、自分の気配を消し、素材そのものを浮き立たせている。
その真摯な姿勢は、言葉にせずとも作品から伝わってきます。
オカズデザインもそうありたいと思いながら、まだその域にいけませんが、実行されている方に「こっちだよー」と常に道を照らしてもらっているように思います。

ガーゼボーダーシャツは、+CAPSULEさんが大切に作られてきた定番。
今回はより着心地のよさを追求した、ボーダーシャツの新ブランド「SEEP」のお披露目となります。
SEEPは染み込むという意味だそう。
ボーダー柄の布から作ったシャツではなく、身頃や袖、それぞれに一番しっくりくるように考えた位置と細さで抜染しているのです。その手間を考えると、もう、ただ頭が下がります。
じわりと布に染み込んでいく染めのように進化し続けるボーダーシャツ。
色の組み合わせは5パターン。
お気に入りの1枚を見つけていただけたらと思います。

2011年4月3日

NHK「てっぱん」終了しました!

ブログに「!」を使うのは避けようと決めているのですが、しかし、使わずにはおれません。
1年以上関わったNHK連続テレビ小説「てっぱん」。
昨日4/2に無事終了しました!わー!!

思えば井上チーフ監督はじめ演出部の皆様が大阪からやってきて、料理を担当してほしいと言われたのがちょうど1年前。
一つのことを大勢で作り上げていく映画は、喜びと刺激は果てしないけど消耗も大きく、映像の仕事はもうやらない。と決めていた矢先のことでした。

著名なフードスタイリストさんがたくさんいらっしゃる中、映画一本に関わっただけの料理人に依頼するというのは異例のこと。加えて、大阪と東京の距離。
私達も戸惑いましたが、てっぱん演出部にとっても大きな賭けだったと後から聞きました。
それでもやってみようと思えたのは、このチームとだったらごくまっとうな料理を作れるのかもしれない。
料理ひとつにまっすぐな想いをぶつけてくる、この人たちの作るものに関わってみたい。
そんな気持ちからでした。

終えた今思うのは、あの時感じたことは間違っていなかったということ。
そして大きな大きな「ありがとう」という気持ちです。
毎日笑い、泣き、感動してもらえる作品に関わることが出来て、日本中でおいしそう、食べたいと言ってもらい。
こんな幸せなことはありません。
長いようで、あっという間の1年でした。
この経験はわたしたちの根っこを、さらに確たるものにしてくれたように感じています。
てっぱんのキャッチコピー「かならず腹はへる。かならず朝は来る。」
ここ最近、この言葉がいっそう輝いてみえます。

毎日観て下さっていた皆様、本当にありがとうございます。
また、チームてっぱんの皆様。そして現場でのサポートはじめ、色んな知恵やご協力をいただいた関西在住の友人達。心から感謝しています。ありがとう。
今、DVD発売の準備に走り回っています。それで、てっぱんの仕事は一区切り。
無事発売となったら、てっぱんダンス踊って祝杯あげたいと思います。

てっぱんの台本

そうそう、お知らせです。
てっぱんの中で反響が大きかった料理の作り方をご紹介した動画「てっぱんごはん」。
てっぱん公式HPで公開中です。
先に公開された玉子丼・きつねうどんに続き、グラタンや大豆ご飯、コロッケなど5品が追加されました。
ぜひ作ってみてください。

2011年4月1日

4月のカモシカ・小喫茶編

4月8日からの「ボーダーシャツとエプロン」展では、お気に入りのエプロンを見つけながらくつろいでいただけれように、喫茶スペースを設けます。
あくまで服の展示受注会なので、8席だけ。
メニューも喫茶カモシカよりさらに控えめです。

◇スープとパン
◇テリーヌのサンドイッチ
◇ショートブレッド 
デルベアのバウムクーヘン

◇ホットコーヒー
◇京番茶
◇レモネード
◇瓶ビール

ラストオーダーは17時。
食べ物はそれぞれ10食程度のご用意で、全て売切れ次第終了となります。
土日の終日・平日のランチタイムは混雑が予想され、長くお待ちいただく場合もありますので、ご了承いただければと思います。
ゆっくりしていただくには、平日午後遅めのご来店をお薦めします。

カモシカは古い家屋で、気温が低い日は暖房をかけていても底冷えがします。
靴をぬいで店内に入っていただくこともあり、足元が冷えやすいので、充分に温かくしておいでください。

カモシカの地図と連絡先はこちらです。
地震の影響により交通機関の運行状況が変わりやすいので、気をつけてお越しください。
すぐ近くの緑道では桜も咲き始めています。
花見がてら、ゆっくり散歩も楽しんでいただけたらと思います。