2010年9月18日

料理スタッフ募集 →10月1日締め切りました。

やっと涼しくなりましたね。
えーと唐突ですが、今日はちょっと重大な告知を。
オカズデザイン4人目のスタッフを募集します。

デザインと料理を二本柱としているオカズデザインですが、これまで募集をしたことがあるのは実はグラフィックデザイナーのみ。
全員がデザインにも料理にも関わるスタイルなので「デザインが出来る」が必須だったんです。
でも料理の比重が大きくなってきたこともあり、デザインは出来なくても好きで、料理を得意とするスタッフがもう一人いてくれたらと思い募集することにしました。

最初の半年は日給制のアルバイト扱い、その後お話し合いをへて社員登用も考えています。
基本9時~18時ですが、仕事内容次第で変わります。
東京が仕事の中心。日本のあちこちにも行きます。
立ちっぱなしの仕事だし、肉体的にも金銭的にもなかなか厳しい仕事です。
でも丁寧に料理すること、もてなすこと、作ることが好きでたまらない方にはたくさんのことを吸収していただけると思います。
こちらの希望条件は下記の通りです。

・20~30代前半くらいまで
・明るく健やかで、体力に自信がある方
・オカズデザインの料理を食べたことがある方
・料理やフードコーディネートを仕事にした経験のある方
・自動車の運転が出来たら大変うれしい

ご興味をもった方はokaz@okaz-design.jpまで、応募動機と自己紹介をご明記のうえ、ご連絡ください。
オカズが思わずくらっとなるような、熱い応募メールお待ちしてます。
※締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございます。

2010年9月10日

セミファイナル

先週からずっと続いていた連載の撮影週間が終わり、少し息をつけました。
昨日も撮影中、デザイナーさんが蝉の鳴き声を聞き「いよいよセミファイナルだなー」と。
だじゃれ好きな方でいつもは完全に流すのですが、不覚にも受けてしまう。やられた。
昨日ぐっと気温も冷え込んで、いよいよ秋到来かな。

『ソトコト』10月号「全国県民食材事典」に4品、とっておきのおいしいもの推薦しました。
京都の山中油店さんの油、茨城の山崎さんのお米、広島の田坂さんのレモン、能登・珠洲の塩。
他にも夜明けに一本釣りされるサバ、トロントロン牛乳など気になるものがいっぱい。
大事に保存したい。

『In Red』10月号はカスタードプリンを載せました。
おいしいお菓子を作る友達が何人もいるので、お菓子作りは基本的にしなくていっか。と思ってます。
でもプリンやドーナツのように、小さい頃に家で食べていたようなスタンダードなもの、酒にもコーヒーにもあうシンプルなものは今後も少しずつ作っていきます。

そうそう。10月に今年最後でないかと思う喫茶イベントが決まりました。
場所は等々力の巣巣さん。尊敬してる方とご一緒します。
そこに向けて甘いものをもう一品、開発したいなあと思ってるけど間に合うだろうか。うー。
詳細決まったらまたお知らせします。

たくさん仕事をいただき、けつまずきながら突っ走ってきたここ数年。
10年後どうするかを最近よく考えてます。
時にはけんかしながら二人で話しているけれど、納得のいく結論が出ません。
まあそりゃ簡単に出ないわなと思いながらも、もわんとしてます。
来週は夫婦そろってインタビューの取材が続く。
話すことでまた見えてきたらいいなあ。

2010年8月27日

残暑お見舞い申し上げます

だいぶ更新空いてしまいました。すっかり残暑ですね。
みなさまお元気ですか?
東京と大阪、二手に分かれたりいったりきたりしながら、数日前やっと3人揃って東京に。
色々書きたいこともあるのですが、まずはたまってしまった掲載お知らせ。

エイ出版社『暮らし上手の台所』に、8ページにわたって紹介いただきました。
カモシカの台所、使ってきた器、いまお薦めの道具などをご紹介。
扉見開きにも、吉本ばななさん『キッチン』の冒頭と共に台所写真が載っています。
表紙にもちらりと。ありがたいことです。
益子のstarnet「山の食堂」の台所など、他のページも素敵でほうっと見ほれてます。

『In Red』にて連載の「台所ことこと」。
9月号はポテサラです。
出来るなら、ぜひマヨネーズも自家製で作ってほしい。
その価値ありです。お酒すすみます。
エッセイ担当の中川ちえさんと、最近改めてこの連載のコンセプトを熱心に話し合ってます。
本になった時にずっと持っててもらえるよう、質と内容をより深めたいと思う。
とか言いながら、おいしいものをたらふく食べて呑んでます。

『きょうの料理ビギナーズ』連載の「つくっておく、とっておく」。
えーと、二か月分ご紹介がたまってます。
8月号はピクルス。
昆布を使うので、酢がやわらいで男性にも好評です。
展開料理はこのピクルスを使った、自家製タルタルソース。
鶏ささみやトマトのフライにたっぷりかけて、食べてみてください。

9月号は、塩きのこ。
ご飯にかけてもいけますが、この塩きのこを刻んで玉子焼きを作るとおいしいのです。
ふんわりした出汁巻きに、しゃきっとした塩きのこの食感。
朝ごはん、酒の肴にお薦めです。

『FRaU』9月号の「観るとすぐ人に話したくなるDVD」特集で、
食べるシーンがえらくおいしそうなもの3本、料理長が推薦してます。
考えてみれば映画だけでなく、ずっともち続けている本もそういうのばかり。
食べることはわたしの人生の核なんだなーと、改めて噛み締めてます。

2010年8月2日

ちょこっと帰ってます

東京に戻って数日が経ち、気がついたら8月。
滞在が長かったせいか今回は結構しんどかった。。毎日徐々に疲れが増してくる。
ホテル暮らしだからかとか、NHKの調理室が窓がないからだろうかとか色々考えてみたけど、全部あてはまっているようなそうでもないような。
なんでなんだろ、なにが足りないのだろうと自分の内面とよく会話した滞在だった。

途中、Oogiさんでの木下宝さんの展示のお手伝いは、すごくいい気分転換になった。
宝さんもOogiのご店主・桂子さんも、尊敬する女性。
おおらかで居心地よくて、のんべでくいしんぼう。そして仕事には一切の妥協がない。
おだやかで凛とした、気持ちのいい展示と時間だったなー。お客さまともゆっくりお話できて、うれしかった。

戻ってから数日ごろごろしている間に、モンゴルにいってる友達から葉書が届いた。
「今日はヤギの解体を習う予定。そらまめのことを思い出しちょっと複雑です」
そらまめとはオカズデザインの事務所犬(ヤギ似)。
ちょっとかいと突っ込みながら、遠いところにいる彼女からも何か力をもらった気がした。
屠りたてのヤギを食べながら、風と草原の地でどんなことを考えたのだろう。

2010年7月17日

大阪行く前に。

そろそろ大阪行き。その前に掲載誌情報を。

『In Red』「台所ことこと」は冷やしきゅうりと鶏味噌です。夏ですからねー。
鶏味噌は2年前に小川糸さんが作ってくれたものを真似して作り始め、何度も作るうちに配合や手順が少しずつ変わり、徐々にうちらしい味に仕上がっていったものです。
いまや欠かせない常備菜のひとつ。冷やした野菜はもちろん、ご飯や酒が進みます。

『きょうの料理ビギナーズ』「つくっておく、とっておく。」は、カレールー。
そう、カレールー作れるんです。日持ちもばっちり。市販のはいまいちなあという方にお薦め。
暑い日が続きカレー日和な今日この頃。お役立ていただけたらうれしい。
次号ももうすぐ発売。この連載が評判いいと聞き、胸をなでおろす。もっと早く言ってくれ。

も一つ。
手紙社さんの『かわいい印刷』に、昨年末のカモシカイベント「宝グラスバー」のDMを載せていただきました。
知り合いの作り手やデザイナーもたくさんいて、見るだけでも飽きないです。
細かい印刷の情報や金額なども載っていて、デザインする時に役立つ情報たくさん。
資料としても優れている本でお薦めです。

2010年7月14日

豚玉最高

ぶた玉

ちょいと帰ってきています。

お好み焼きやたこ焼きが東京で食べるものとまるっきり違うことにびっくりしました。
今まで食べてたあれ、なんだったんだってくらい違う。
素ん晴らしい食文化があるんやなーとニセ関西弁で感動しまくる毎日でした。
あちこち連れて行ってくれた大阪の友達、特にUご夫妻、ありがとう。
大阪食べもん日記を付け始めました。紙にせっせと日記を書く作業はとても新鮮。

また月曜から行って来ます。来週はちとハードそう。
24日は堺のOogiさんで、ガラス作家・木下宝さんの展示にあわせレモネードやワインを出します。
関西の方、是非いらしてくださいねー。

2010年7月5日

いざ大阪

大阪の夕焼け写真。「てっぱん」の料理撮影がいよいよ今週から本格的に始まる。
大体の食材は現地のものを使うのだけど、調味料はこれでなきゃ。というものを持参。
要となる米やうどん、卵も最高においしいのものが揃った。心強い。
急なお願いに快くご協力くださったお米の山崎ご夫妻、うどんのNOBUさん。ありがとう。

1週間くらい行って一度東京に戻り、数日おいてまた行くようなスケジュール。
メールは見れますが、ご返信など遅くなると思います。
どうぞよろしくお願いします。

緊張してる。でも楽しみ。全力でぶつかってきます。

2010年7月2日

「多摩川な人々」

ライオン橋とキッチンミノル

写真家のキッチンミノル氏が写真を撮っているところ。場所は大阪・ライオン橋です。
オカズデザインのアトリエ「カモシカ」の二階に写真事務所を構えていて、いってみればこちらは大家なわけですが、まあ態度がでかく口が悪くうざいことこの上なく、呆れたり叱ったり流したり、な毎日。
でもミノルの才能と、その裏にある真摯な努力や探究心を私たちは心底尊敬していて、刺激を受けている。
彼の存在が実はカモシカの指針になってくれているのではなかろうか。と思うことも(本人にはいわないけど)。

今日から13日まで、原宿のギャラリー・ロケットにて、キッチンミノル個展「多摩川な人々」が開催されます。
同名の写真集も刊行されます。早く見たい。
初日の今日は18時からオープニングパーティがあり、オカズデザインもお手伝いに行く予定。

ただ事前情報では混雑するもよう。写真をゆっくり見るには、時間をずらしたり別の日に行くのもいいかも。
偶然にも、会場近くでは靴作家uzuraの個展「UZURA MANSION」も8日から開かれます。
オカズもずっと愛用していて、履きこむほど味が出てきています。
どこかちょっととぼけたところがある、他にはない素敵な靴。
二つの個展、あわせて行くのもお薦めですよー。

2010年6月29日

夏休みの写真

雨がふると熱帯のように蒸し、お天気になるとじりじり暑い。
夏がやってきたなー。水たまりに写る日差しもまぶしい。

夏休み期間に撮った写真を公募するプロジェクト「TEARFUL」にお誘いいただく。
写真集となり、その売上の一部は森になるそう。
休みをとれる見通しはさっぱり立たないけど、夏休みに写真を撮るって決めただけでなんだかいつもより真夏になるのが待ち遠しい。
興味ある方はぜひご一緒に。詳細はTEARFULのHPを見てみてください。

2010年6月23日

会いにいく

7月から連続テレビ小説「てっぱん」の料理制作の仕事が本格的に始まる。
その前にと、今後カモシカで一緒にやりたいなあと思っている作り手さんと今月はなるたけ会っている。
木工・渡邊ファミリーと一緒にソーセージを作ったり、陶芸家の吉村和美さんとルーシー・リー展にいったり、洋服屋の+capsuleさんと呑んだくれたり、鉄の成田さんと立ち飲み屋めぐりしたり。
なかなか会えなかった人に会いにいったり、話を聞いたり。
ゆるんでいる中で、何かが静かに研がれている。

関係ないくだらない話をしているほうが大半なんだけど、なんてことない時間を一緒に過ごすことって、一緒にものを作る上ですごく大切な気がする。
あー早く次のカモシカ企画、やりたいなあ。
テレビの仕事が長い上に予定が直前に決まることもあって、スケジュールが立てられない。
カモシカでのイベントを待ってくださっている皆様、必ずお知らせしますので気長にお待ちください。

どくだみが綺麗なこのごろに出た掲載雑誌のお知らせ。

『nid』16号「器とごはんの“おいしい”相性」特集で、デザイン室長が登場。
長年愛用しているヨーガンレールさんの楕円の皿と、ガラス作家の木下宝さんのグラスをご紹介。

『天然生活』8月号「わが家の十八番カレー」に、これまた室長がチキンカレーの作り方を紹介しています。
室長まつりですね。
オーソドックスな、なんてことないシンプルなチキンカレー。自信作です。

オカズデザインは料理長が料理、デザイン室長がデザインだけをやっているのではなく、二人で料理を作り二人でデザインしています。全ての仕事を二人で関わります。
昨日もとあるインタビューにお答えしたのですが、デザイン作業と料理は私達にとって同じです。
どうしたら伝わるだろう届くだろうと考え、たたき台を作り、届ける相手や出す季節やシチュエーションによって試作を繰り返し微調整していく。デザインや料理に関わらず、どんなこともそうじゃないかと思う。
それを二人で相談しながら続けてこれたのは幸せなことです。
夫婦だからこそ容赦もなくて、大喧嘩になったりよくするけど。

スタッフが一人増え、3人となったオカズデザイン。
3人目もグラフィックデザイナーでありながら、料理もどんどん関わっています。
これからどう変わっていくか、ふくらんでいくのか楽しみ。