2010年9月30日

『てっぱん』始まりました。

月曜日からNHK連続テレビ小説『てっぱん』が始まりました。
オープニングのてっぱん音頭を一緒に踊り、ドラマが始まると背筋のばして見てます。
タイトル文字も葉加瀬太郎さんの音楽もいい。
ちなみに踊りは「お好み焼きが出来るまで」を表しているそうです。なーるほど。
見てるよーという声も友人知人からたくさんいただいてます。ありがたいなあ。
でも、あわわと思うような誤解もあるので、ここでざっくり説明します。

◇オープニングのお好み焼きおいしそう
われらでなく、お好み焼き指導の佐竹先生が作られてるんですよ。
すーっとした品がいい、やさしいおいしさです。
お褒めの言葉は佐竹先生に伝えておきます。

◇『てっぱん』で具体的に何をやってるの?

ドラマ全体の料理監修と、フードコーディネートの一部です。
監修は台本の企画段階から、このシーンにはこういった料理がいいんじゃないか、
こういった調理作業がいんじゃないか、この料理描写は不自然だからこうしたら、
というようなことを、演出サイドと徹底的に詰めます。

フードコーディネートは週に1~4日くらい現場にたちあい、実際に料理を作ったり演技指導します。
大きくドラマの流れが変わるような料理は、必ず作りスタイリングもします。
富司純子さん演じる、たいそう料理上手なばあちゃん・初音の料理を主に担当しています。

ほかの料理も献立を決めたりレシピ提供していますが、
全部の料理を作っているわけではありません。
前述のお好み焼き・佐竹先生、美術チームと連動しながら進めています。

◇テロップに名前が載ってない・・・

ロケや尾道の料理には基本的に関わってないので、名前が出ないのです。
関わっている日は必ず載ります。お楽しみに。
でも「オカズデザイン」ではなく個人名。NHKはそういうルールだそう。

◇これからどうなるの?
毎日見てください。週末まとめて再放送もありますよ。

詳しいことはドラマガイドのインタビューでお話しています。
『てっぱん』についてかなり詳しく分かりますので、よろしければ。

明日も見てくださいねー。

2010年9月28日

TABE TABI MARKET

TABE TABI MARKET、大盛況でした。
久しぶりのイベント、いやー楽しかったなー。
オカズが出したのは角煮とモツ煮。福島産のバラ肉と内臓類を提供いただき、3日がかりで仕込みました。
予定より多めに持っていったのですが、早々に完売しました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございます。
拙著『豚ごはん』『食堂かたつむりの料理』も売り切れたそうです。うれしい。

COOKCOOPのみなさんも福島の生産者の方達も、朗らかで気持ちがよかった。お世話になりました。
イベントではただただ売り続け、まわりのお店が気になっても見れないということも少なくないのですが、今回はゆっくり話しながら買い物も出来ました。
原木ひらたけやなめこ、川口納豆、日野さんが選んだ美しい宮島しゃもじ、1キロ100円のじゃがいも、『旬がまるごと』小林さん大推薦の有明海苔。
翌日の朝は会津のお米を炊いて、ご飯のお供たちをいただく。そりゃ贅沢な朝ごはんだった。

料理スタッフを希望されている方もたくさん来てくださいました。
中には福井からいらした方も。ほんとうにありがとうございます。

個人的には、対談企画の主役『murmur magazine』編集長・服部みれいさん、前から素敵な仕事されるなあと思っていたフードコーディネーターのたかはしよしこさんにお会いできたのが印象的。
『豚ごはん』などでいつもお世話になっている編集者さん、おおいしさん・雨宮さんにご紹介いただき、初めてゆっくりお話できた。
パワフルで面白くえらく魅力的な方で、笑いっぱなし。
近々また会えそうで楽しみ。いろいろ教わることありそうです。

上の写真はTABETABIで買ったなめこ。
すてきな器に入ってて、うまく育てれば3回ぐらい収穫できるそう。
ここ最近無性にきのこ狩りしたい欲求にかられじたばたしてたけど、これでだいぶ満たされそうです。
友達も大勢来てくれたのですが、そろいもそろってみんな買ってた。ぐっとくるもんね。

きのこつながりで、昨夜ごちそうになった松茸。
丸ごとこんがり網で焼いて、手で割いてあつあつを手づかみで
ジューシーで塩さえもいらない。松茸ってこんなにおいしかったっけ。
秋を体中で堪能。つい深酒してしまう。ご馳走様でした。

さあて。
今週も『てっぱん』の撮影立ち合いやレシピ試作、デザインのプレゼンなどに奮闘します。
巣巣での「アアルトカレー」イベントも、もう間近。最終調整に入ります。
アアルトコーヒー渾身の深煎り新ブレンドとのセッションで、キーマカレーを作ります。
席のご予約も受けているので、確実に食べたいかたはご予約必須ですよ。
詳しくは巣巣のHPへどうぞ。

2010年9月22日

ミンチまつり

ピロシキ、ミートソース、キーマカレー、ドライカレー、カレーパン。
ここ一ヶ月、集中してやっていた試作。ミンチ祭り。
それぞれ似てるようで全く違う。どいつもこいつも手ごわい。

キーマカレーは10月10日、巣巣さんにて1日だけお披露目。
食後のコーヒーにすっとかき消されていく、なんてことない、でもまた無性に食べたくなる。
そんなカレーにしたい。
今日食べたラ・ボンヌ・ヌーベルの水曜限定野菜カレー、すんばらしくおいしかった。
フレッシュかつ静かでやさしい佇まい。
行き詰っていたカレーパン試作も、またイメージ出来てきました。
シェフの佐々木さんと久しぶりに色々話が出来た。刺激とヒントをたくさんいただく。

集中する

10日のイベントの時間やご予約など、詳細は来週早々にお知らせ予定です。

2010年9月21日

てっぱんとかたつむり

いよいよ連続テレビ小説『てっぱん』が来週月曜日から放映です。イエー。
すでにどきどきしています。まともに当日見れるかな。
話は笑いあり涙ありの人情もの。NHK関西の王道。いい話なんです。
新しい台本がくるたびに、ぼろぼろ涙ながしています。
毎日見ていただけたらうれしい。

期せずして映画『食堂かたつむり』のDVDも発売となりました。
いただいたのですが、特典映像の確認だけして本編をまだちゃんと見れていません。
これまたどきどきで胸が苦しくなる。
思い返しても大変な仕事だったけど、これが『てっぱん』につながった。
改めてたくさんの人に感謝しています。

映像の仕事は監督や役者さんだけでなく、演出・カメラ・音声などたくさんのプロとのチームプレー。
その調整がなにより重要で、時には交渉が大変なことも。
だけど、料理を一番いい状態で準備し、おいしく見えるように器を選び盛りつけ、食べてもらう。
根本的にはいつもと全く変わらない。
『てっぱん』の仕事は来年2月まで。なんだかんだであと半年。さらに気合いれます。

2010年9月20日

週末のイベントお知らせ

料理スタッフのご応募、さっそくいただいてます。ありがとうございます。
毎日複数の方からこんなに熱く口説かれることは久しくなく、いやー、うれしくてのぼせそうです。
でも採用できるのは一人。浮かれてもいられない。
ひとりひとりの方と向き合い、決めたいと思います。

26日の日曜日、久しぶりにイベントに出ます。
うちの本を置いていただいているCOOK COOPさんのお誘いで、青山のTABETABI MARKETに参加することとなりました。
今回のテーマは「米」。福島からぴかぴかの新米が届き、その場で炊いてくれるそう。
カリスマ器バイヤーの日野明子さんの飯椀やしゃもじ、『旬がまるごと』編集長小林さん×『murmur』編集長服部みれいさんのトークショーなど、すごーく豪華な内容です。
オカズはご飯がすすむ豚料理を二品作る予定。
他にも246CAFEのシェフがそそる料理を作られるそう。こりゃ楽しみ。
(ちなみに写真はCOOK COOPさんのイメージ写真で、うちが作った料理ではありません)

最近仕事ばっかで、こうした機会は久しぶり。うれしくてうずうずしています。
日野さん・小林さんには日頃お世話になっていますが、イベントでご一緒するのは初めて。やー楽しみです。
気になるのは最近不順なお天気ですが、嵐でもない限り決行だそう。
みなさん、ぜひいらしてくださいねー。

2010年9月18日

料理スタッフ募集 →10月1日締め切りました。

やっと涼しくなりましたね。
えーと唐突ですが、今日はちょっと重大な告知を。
オカズデザイン4人目のスタッフを募集します。

デザインと料理を二本柱としているオカズデザインですが、これまで募集をしたことがあるのは実はグラフィックデザイナーのみ。
全員がデザインにも料理にも関わるスタイルなので「デザインが出来る」が必須だったんです。
でも料理の比重が大きくなってきたこともあり、デザインは出来なくても好きで、料理を得意とするスタッフがもう一人いてくれたらと思い募集することにしました。

最初の半年は日給制のアルバイト扱い、その後お話し合いをへて社員登用も考えています。
基本9時~18時ですが、仕事内容次第で変わります。
東京が仕事の中心。日本のあちこちにも行きます。
立ちっぱなしの仕事だし、肉体的にも金銭的にもなかなか厳しい仕事です。
でも丁寧に料理すること、もてなすこと、作ることが好きでたまらない方にはたくさんのことを吸収していただけると思います。
こちらの希望条件は下記の通りです。

・20~30代前半くらいまで
・明るく健やかで、体力に自信がある方
・オカズデザインの料理を食べたことがある方
・料理やフードコーディネートを仕事にした経験のある方
・自動車の運転が出来たら大変うれしい

ご興味をもった方はokaz@okaz-design.jpまで、応募動機と自己紹介をご明記のうえ、ご連絡ください。
オカズが思わずくらっとなるような、熱い応募メールお待ちしてます。
※締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございます。

2010年9月10日

セミファイナル

先週からずっと続いていた連載の撮影週間が終わり、少し息をつけました。
昨日も撮影中、デザイナーさんが蝉の鳴き声を聞き「いよいよセミファイナルだなー」と。
だじゃれ好きな方でいつもは完全に流すのですが、不覚にも受けてしまう。やられた。
昨日ぐっと気温も冷え込んで、いよいよ秋到来かな。

『ソトコト』10月号「全国県民食材事典」に4品、とっておきのおいしいもの推薦しました。
京都の山中油店さんの油、茨城の山崎さんのお米、広島の田坂さんのレモン、能登・珠洲の塩。
他にも夜明けに一本釣りされるサバ、トロントロン牛乳など気になるものがいっぱい。
大事に保存したい。

『In Red』10月号はカスタードプリンを載せました。
おいしいお菓子を作る友達が何人もいるので、お菓子作りは基本的にしなくていっか。と思ってます。
でもプリンやドーナツのように、小さい頃に家で食べていたようなスタンダードなもの、酒にもコーヒーにもあうシンプルなものは今後も少しずつ作っていきます。

そうそう。10月に今年最後でないかと思う喫茶イベントが決まりました。
場所は等々力の巣巣さん。尊敬してる方とご一緒します。
そこに向けて甘いものをもう一品、開発したいなあと思ってるけど間に合うだろうか。うー。
詳細決まったらまたお知らせします。

たくさん仕事をいただき、けつまずきながら突っ走ってきたここ数年。
10年後どうするかを最近よく考えてます。
時にはけんかしながら二人で話しているけれど、納得のいく結論が出ません。
まあそりゃ簡単に出ないわなと思いながらも、もわんとしてます。
来週は夫婦そろってインタビューの取材が続く。
話すことでまた見えてきたらいいなあ。