渡邊浩幸さん個展「食卓の灯り」、本日いよいよフィナーレです。
木と灯りが実に心地よくて、あと1週間くらいやってたいなあ。と、未練たらたらです。
ラストを飾るスープは、初日に続きボルシチです。
どうもボルシチという存在は「おいしくもまずくもない、すっぱいスープ」と誤解されがちです。
日本ではビーツが手に入りにくいのも大きいんだろうな。ロシア料理店でもトマトを使うことも多いとか。
今回出すにあたって試行錯誤して、私の中でもボルシチの認識が大きく変わりました。
実に滋味深く、素朴で豊かなスープ。だからこそ材料が大切。
山梨の自然農家石毛さんから送っていただいた堀りたてビーツなしでは、今回の企画は成り立ちませんでした。石毛さん、ありがとうございます!
その他にも蒜山耕藝の在来人参など、健やかで力強い野菜と牛のど肉を煮込んでいます
体がぽかぽかになるボルシチを、渡邊さんの新作・ボルシチボウルにたっぷりよそいますよ。
お腹すかせて来てくださいね。
山角さんの角食で作ったクロックムッシュも、いやーもーしみじみおいしく仕上がりました。
ほんのりとした黒糖の甘みが自家製パンツェッタに実によく合う。
キャンドルの灯りのなか、コーヒーやワインと一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
15時料理のラストオーダー、15時半ドリンクのラストオーダー、16時閉店となります。
ご来店お待ちしています!