2016年5月24日

boil・岡田直人二人展「白いもの 古いもの」の料理

naotookada_aterier

今年の1月、岡田直人さんの工房にboil岩本さんと一緒にご訪問
おりしも北陸は豪雪の日。吹雪の中たどりついたアトリエは、器はもちろんのこと、ひとつひとつの道具や家具も外の雪景色と溶け合うように静謐でした。
岡田さんの美しい器たちの生まれる源にふれたように感じ、深く心に刻まれる時間となりました。
二人展の料理は色彩を抑えた、白を重ねるようなイメージにしよう、とその時から心の奥で決めていたように思います。

お二人の作品はともに主張せず、どんな食材も色合いも受け止めてくれる懐の深さがあります。だからこそ、器やカトラリーに寄り添う食事を作りたい。そんな風に考えています。
コース仕立てで、12時と13時半の各2回、8名さま一斉にお出しします。お席のご予約は当日朝10時からお電話で承ります。また日によって料理や食材が変わることもありますので、ご了承ください。

  • 蒜山大豆と野蕗の冷たいスープ
  • 自家製チーズとパン、無花果と蜂蜜
  • ニョッキと花クレソンのバター炒め
  • 塩豚のローストとマッシュルームのフライ、白野菜のマリネ
  • デザート
  • コーヒーまたは白茶

nyokki

ニョッキはシンプルながら手間がかかる料理なのでカモシカでもこれまでお出しすることはなかったのですが、この後は9月までクローズということもあり、上半期に足を運んでくださった皆様への感謝をこめて今回メニュー入りしました。気に入っていただけたら嬉しいです。

デザートは25日の内田真美さん・28-30日のfoodremedies以外の日は定番のお菓子をはじめ、スペシャリテとして白いパフェやアイス最中をご用意したいと思っています。どうぞお楽しみに!
また何より嬉しいことに、30日にもboil岩本篤さんの在廊が決まりました。ご来店をお待ちしています。


5月のカモシカ boil・岡田直人二人展「白いもの 古いもの」
2016年5月25(水)-31(火)
12:00-18:00(最終日は16時まで)
岡田さん在廊日 5/25 岩本さん在廊日5/25・30

  • カモシカの地図と連絡先はこちらです。http://okaz-design.jp/kamosika/map.html
  • 靴をぬいで店内に入っていただく空間です。また古い家屋で空調が効きづらいため、涼しい格好でのご来店をお薦めします。
  • 喫茶席は8席、17時ラストオーダーです。混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ランチのご予約は当日の朝10時より電話にて受け付けます(回線が混みあい電話がつながりにくい場合もあります)

2016年5月22日

boil・岡田直人二人展「白いもの 古いもの」のお茶菓子

今回の展示、最初に花を添えてくださるのは内田真美さん。
boilさん・岡田さんお二人の作品を愛用されている真美さん、ご多忙のところだめもとでお願いしたところ、この季節にふさわしい白い豆花を初日25日に作ってくださることに!

mami_desert_201605

ランチコースのデザートとしてのご用意となり、ご予約は当日の朝10時からお電話にて受け付けます。
この日は主役の岡田さん・boil岩本さんお二人も在廊、にぎやかな1日となりそうです。

そして、28・29・30の3日間は、foodremediesの長田佳子さんの白いお菓子たち。
ストイックな静けさ、ほのかな色気を感じる佳子さんのお菓子は、お二人の作品に自然と溶け合うようです。
コースのデザートはババロア、お茶の時間はリコッタのショートケーキのご予定。テイクアウトのパウンドケーキやクッキーも作ってくださるそう。嬉しくてそわそわします。

foodremedies_desert_201605

またcoffee Kajita・梶田真二さん、TEALABO t・武内由佳理さんが、今回の展示をイメージしてブレンドをご用意してくださいます。
梶田さんは森の木々や白い花を思わせる爽やかで品のあるコーヒー、武内さんはシャンパンのような芳香が広がる白茶。毎回のことですが、お二人の描く世界がとても楽しみです。

そしてもちろん、国産ビオワインたちもいいものが揃いぶみ。ボーペイサージュ、ドメーヌタカヒコといった尊敬する造り手のワインに加え、この季節にぴったりの胎内高原ワイナリーの泡が初登場。どうぞお楽しみに!

2016年5月15日

5月のカモシカ boil・岡田直人二人展「白いもの 古いもの」

Boil 岡田直人 二人展

光と新緑が美しく、窓を開けはなって心地よく過ごせるこの5月にふさわしい二人展をひらきます。
古道具店「boil」の岩本篤さん、白磁の岡田直人さん。タイトル通り、白い器と古道具の展示です。
岡田さんはカモシカ定番のオーバル皿を中心とした器やコップ、boilさんはフランス、イギリス、オランダの古道具。2013年の岡田さんの個展「酒と白磁」では華を添えていただく形でboilさんにご参加いただきましたが、今回は両者並び立つ二人展。とても楽しみです。

カモシカでは色々な作家さんの展示をひらいていますが、岡田さん・boilさんのものは共に主張せず他の作品を引き立てくれるので、ほぼ通年通して使っています。実は、そうあることではありません。
和洋さまざまな料理を受け止めてくれる懐の深さ、ゆっくりと味わいを増していくシンプルな形。それでいて、ほのかな色気を感じます。

古いものは白い器の凛とした清らかさにはっと気づかせてくれ、白い器は古びていくことでまろやかな美しさを増していく。パンとチーズのように一緒にあることが自然なお二人の作品に、白を貴重とした料理を盛ってワインのように寄り添えたらと思っています。
また、会期の半分は素晴らしいお菓子を作るゲストがカモシカにいらしてくださり、展示にあわせ白いお菓子を作ってくださることに!詳細はまた後日お知らせさせていただきます。
みなさまのご来店をお待ちしています。


5月のカモシカ boil・岡田直人二人展「白いもの 古いもの」
2016年5月25(水)-31(火)
12:00-18:00(最終日は16時まで)
岩本さん、岡田さん在廊日 5/25

  • カモシカの地図と連絡先はこちらです。http://okaz-design.jp/kamosika/map.html
  • 靴をぬいで店内に入っていただく空間です。
  • 喫茶席は8席、17時ラストオーダーです。混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ランチのご予約は当日の朝10時より電話にて受け付けます(回線が混みあい電話がつながりにくい場合もあります)

2016年4月15日

drop around個展「はたらく服、布の道具」の料理

いよいよ明日16日(土)からdrop around個展「はたらく服、布の道具」展が始まります!
会期中お出しする料理、お待たせいたしました。
コース仕立てで北海道と蒜山の素晴らしい食材をふんだんに使います。
12時と13時半の各2回、8名さま一斉にお出しします。お席のご予約は当日朝10時からお電話で承ります。

  • 北のポタージュスープ
  • 冬越し人参と黄金柑 / 紫花豆 / 摘みたての山菜
  • 自家製ロースハムのクロックムッシュ
  • もりかげ商店のレーズンサンド
  • コーヒーまたは紅茶

会期後半の20日(水)はクロックムッシュはお休み、お米農家やまざきのお米を使ったキーマカレーをお出しします。新鮮な香草をどっさり仕上げに入れる春のキーマ。こちらもどうぞお楽しみに!

お菓子はもりかげ商店のレーズンサンドのほか、定番の発酵ショートブレッドやキルシュクーヘン(サワーチェリーたっぷりのキャラメルケーキ)もご用意します。
興部町のみずみずしいリコッタをつかったアイスクリームをパフェ仕立てにしたいなあと考えていますが、仕込みの都合で登場するのは会期半ばになりそうです。

morikage_raisonsand

レーズンサンドは、drop aroundのロウビキ箱に入れて4個入りの贈り物にすることも出来ます。
在庫があれば承ることが出来ますので、当日お声がけくださいね。
みなさまのご来店をお待ちしています!


4月のカモシカ drop around個展「はたらく服、布の道具」
2016年4月16(土)-22(金)
12:00-18:00(最終日は16時まで)
drop around在廊日 4/16-19

  • カモシカの地図と連絡先はこちらです。http://okaz-design.jp/kamosika/map.html
  • 靴をぬいで店内に入っていただく空間です。古い家屋で足元が冷えやすいので、あたたかな服装でおいでください
  • 食事席は8席、17時ラストオーダーです。混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ランチのご予約は当日の午前10時より電話にて受け付けます(回線が混みあい電話がつながりにくい日もあります)

2016年4月13日

drop around個展「はたらく服、布の道具」の食材たち

カモシカで展示をされる作り手は皆さんくいしんぼう。
毎回展示でお出しする料理は、作家さんたちの「あれ食べたい」「これ器にのせて」などのご要望を反映させることも多いです。
drop aroundも例外ではなく、今回出されたお題は北海道らしさ。
自然豊かな大地ならではのおいしい食材を多く使ってほしいとのご希望でした。

素材選びは、今の季節あるおいしいものを吟味しながら、カモシカで大切にしていることやdrop arondのイメージともあわせていく大切な作業です。
素晴らしいものを作る農家さんをたずねて話してみるのが一番確実で、料理人として喜びでもあるのですが、オカズが直接訪ねた北海道の農家さんはワイナリーのみ。ほぼ手持ちの札ゼロ。
お互い信頼できる関係はすぐ成り立つものではなく、でも検索かけて適当に選びたくはない。
うーんどうしたものか、札幌の友人知人の伝手をあたるかな…とひそかに悩んでた折に、dropにご紹介いただいたのが洞爺湖の食材店toitaさん。

自ら農家さんの畑に行きごぼうも掘ってくださるという真摯な姿勢に安心して、挽きたての小麦や無農薬の豆、色とりどりの美しい雪下人参などを仕入れさせていただくことに。
また、drop家が自然栽培で育てている冬越しのじゃがいも。びっくりするくらいおいしいので、こちらもどっさり送っていただきました。
オカズの拠点である岡山・蒜山中和村の摘みたての山菜や湧き水、自家製のハムやベーコンとあわせ、ドイツの小さな町工場食堂のような、素朴で質実剛健ながらほんのり洗練された空気感が作れたらと思ってます。
メニューの発表までもう少しだけお待ちください。

okomeyama_package
撮影:大沼ショージ

お米農家やまざきのおいしいお米たち。drop aroundのお仕事で、東京近郊で多くの皆様が多く目にしているのはこのパッケージかもしれません。
ロゴやパッケージをはじめとした紙物、ウェブデザインにわたるまで全てdrop aroundのデザインワーク。書籍『お米やま家のまんぷくごはん』のブックデザインも担当されています。
撮影された大沼ショージさんもdrop around青山ご夫妻と長年親交があり、思い返せばショージさんとオカズの初対面もいまはなき恵比寿のdrop店舗でした。懐かしいなあ。

昨年の鬼怒川水害で大きな被害をうけたやまざき家の支援プロジェクトを立ち上げたのもdropです。
17日の茶話会ではこうしたお話も伺えたらと思ってます。
※ご予約は満席になりました。キャンセル待ちのお申し込みはこちらで受付中です

会期中はやまざき家のお米や米粉、五島列島・小値賀島の無添加ピーナッツペースト、石田珈琲店のコーヒー豆などdrop aroundがデザインしたおいしいものも並びます。
せっかくの機会、会期後半にはこのお米をつかったカレーもお出しできたらいいなと思ってます。
メニュー発表どうぞお楽しみに!

2016年4月8日

drop around個展「はたらく服、布の道具」のお茶菓子

morikage_raisonsand

みなさま朗報です!
drop around・オカズデザインともに縁が深い「もりかげ商店」森影里美さんが、今回の展示にあわせレーズンサンドを作ってくださることになりました。
口にするとすみずみまで澄んだ空気が広がるような、素朴で透明な味わいのもりかげ商店のお菓子。
うっとりするようなレーズンサンドになること間違いなしです。
テイクアウトも出来ますし、お持ち帰り用には別のお菓子も並びます。嬉しいなあ。
さらに贅沢なことに、昨日告知した17日夕方の茶話会では、チーズケーキを作ってくださることに!
お茶にもワインにもぴったり合うそうで、とっても楽しみ。

また札幌の石田珈琲店・石田昌史さんも、この企画のためにブレンド・焙煎してくれます。
パッケージデザインはdropさん自らがデザインした特別バージョン。
北海道らしくやや深煎りのコーヒー豆、レーズンサンドにもよく合いそうです。
TEALABOtの紅茶「ソレイユ」もやってきます。
スリランカでも標高がもっとも高い山岳地帯の澄みきった茶園で育った、春らしい紅茶。
花のような香りと爽やかな渋みで、すっきりとした味わい。こちらも楽しみです。

2016年4月7日

droparound個展「はたらく服、布の道具」17日の茶話会

drop around個展「はたらく服、布の道具」。いよいよスタートまで1週間ちょっと。
お店であり工房でもあるM&Wでも、続々と作品が出来上がってきているそう。楽しみ楽しみ。

drop aroundの青山夫妻と出会ったのは、今から10年ほど前。
恵比寿にアトリエを持ち週末はお店としてもオープン。ヨーロッパで買い付けた古道具とご自身のプロダクトの販売をされていました。
依頼された仕事が山のようにある忙しい日々の中でも、自ら発信・表現し、伝えていく。
同じように夫婦でデザイン業に関わる(というのもおこがましいのですが)オカズデザインにとって大いに刺激や影響を受けてきました。
カモシカがこうしてあるのも、東京と蒜山を行ったりきたりしているのも、お二人が一歩も二歩も先を見て実行する姿を見せ続けてくれたからだな。と、しみじみ思います。
今回の個展をひらくことが出来て、心から嬉しい。

デザイナーは「伝える」ことが仕事です。
ものを人から人へ分かりやすく伝える。依頼してくださった方がご自分では言葉にできない想いや願いを言葉や形にして、分かりやすくととのえる。
人が手がけるので個性が滲みますが、美しい表現や手法を使ったとしても伝えるための手段であり、目的ではありません。

腕まくり

drop aroundの作品には、伝えるプロフェッショナルであり続ているからこそ表現できる、機能性と抑えた美しさがあります。
「使いたいものがなかったから作った」と笑う、用の美を体現している文房具、紙製品。
今回はそれらに加えて、日本やヨーロッパの古着をひもとき、そこから生み出されたワークウェアであり日常着である服たちが並びます。

17日の日曜日の夕暮れ、drop aroundのお二人を囲んで小さな茶話会をひらくこととなりました。
作品への考えや想い、ご夫婦での活動、札幌での暮らしやこれから目指すことなど。
貴重なお話を和やか&ざっくばらんに伺えるまたとない機会。
作ることと暮らすことを大切にされているみなさまに、ご参加いただければ嬉しいです。
dropさんとご縁が深い、もりかげ商店さんのチーズケーキつき。お申し込み、お待ちしています!
4/12追記 満席となりました。引き続きキャンセル待ち受付中です

◇4/17 drop around茶話会
16:30より受付
17:00-18:30 12名さま
¥2500(もりかげ商店のチーズケーキ、グラスワインまたはお茶付)

会場 カモシカ
東京都杉並区下高井戸4-5-10
03-6304-6270

お申込みは、4/9(土)正午より先着順にメールで受け付けます。
こちらのアドレスに必要事項をご明記の上、お申込ください。

メールアドレス

  • 件名「drop around茶話会」
  • 代表の方のお名前(フルネーム)
  • 人数
  • メールアドレス
  • 当日ご連絡がつく携帯電話番号
  • 注意事項(メールを送る前に、必ずご一読ください)
  1. 受付開始以前に届いたメールは無効となります。
  2. お申込みの可否を2日以内にご返信させていただきます。
  3. 携帯電話やフリーメールのアドレスではフィルタにかかり、こちらからのメールが届かない場合があります。サーバーの設定をご確認ください。
  4. お申込みから3日たってもこちらからメールが届かない場合、自動削除されていないかメールソフトのごみ箱などをご確認の上、お問い合わせください。

2016年4月1日

4月のカモシカ・drop around個展「はたらく服、布の道具」

空色のバッグ展の名残りを感じつつ、もう2週間もすると4月の展示が始まります。
青山 剛士さん・青山吏枝さんによるユニット・drop aroundがカモシカにやってきます!

お二人は第一線のデザイナーとして文具などのプロダクトをはじめ、書籍やウェブサイト、パッケージデザインなど、多彩なお仕事を手がけられています。
2014年にはshop & gallery「MANUFACTURE & WORK」を札幌にオープン。
自ら改装を手がけられたシンプルな空間に、機能的で美しい佇まいをもつdrop aroundのプロダクトと古道具が溶け込むように並んでいて、とても居心地がいい静かなお店です。

はたらく服、布の道具

今回の主役は「はたらく服」。
国内外の様々な作業着をこつこつと集め再構築して生み出された、日常着としてのワークウェアを中心とした展示となります。
以前から定評があったdrop aroundの布作品、これだけまとまって見ることが出来るのは今回が初めて。
動きやすく、さりげない布の道具。白や紺を中心とした抑えた色合いの上質なリネンやコットンウェアで、男女ともに長く着こなせます。

もちろん、これまで手がけられてきた紙ものをはじめとした雑貨や食料品もやって来ますよー。
シンプルで美しいパッケージに包まれた、長く使っていきたい文具。コーヒー豆、おいしいお米などがずらりと並ぶ予定です。

期間中は毎日、オカズデザインによるランチやお菓子をご用意します。
また、4/17(日)夕方から、青山ご夫妻のお話会も予定しています。詳しい内容やご予約方法はおってご案内させていただきます。どうぞお楽しみに!


4月のカモシカ drop around個展「はたらく服、布の道具」
2016年4月16(土)-22(金)
12:00-18:00(最終日は16時まで)
drop around在廊日 4/16-19

  • カモシカの地図と連絡先はこちらです。http://okaz-design.jp/kamosika/map.html
  • 靴をぬいで店内に入っていただく空間です。古い家屋で足元が冷えやすいので、あたたかな服装でおいでください
  • 食事席は8席、17時ラストオーダーです。混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ランチのご予約は当日の午前10時より電話にて受け付けます(回線が混みあい電話がつながりにくい日もあります)

2016年3月23日

「おいしい小説と空色のバッグ」の本

いよいよ薄井ゆかりさん個展「おいしい小説と空色のバッグ」設営始まりました。バッグも本もどれもこれも素敵で心躍ります。春ですねぇ。
カモシカ近くの緑道の桜もちらほら咲きはじめました。
みごとな桜並木なので、このまま温かくなれば週末にはずいぶん開いてくるかも。桜上水駅からお花見がてらのんびり散歩がお薦めです。

IMG_3581

今回おいしく美しい本を揃えてくださったのは横浜・山手にある「greenpoint books&things」のご店主・赤木真弓さん。嬉しいことに、25日12-14時在廊してくださることが決まりました。
本や物語について素敵なお話が伺えると思います。どうぞ足をお運びくださいね。
この日の料理は『食堂かたつむり』の中に出てくるざくろカレーを中心に、ジュテームスープやサラダなどをご用意します!


3月のカモシカ 薄井ゆかり個展「おいしい小説と空色のバッグ」
2016年3月24(木)-30(水)
12:00-18:00(最終日は16時まで)
薄井さん在廊日 3/24・26
greenpoint 赤木さん在廊日 3/25 12:00-14:00

  • カモシカの地図と連絡先はこちらです。http://okaz-design.jp/kamosika/map.html
  • 靴をぬいで店内に入っていただく空間です。古い家屋で足元が冷えやすいので、あたたかな服装でおいでください
  • 食事席は8席、17時ラストオーダーです。混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ご予約は当日の午前10時より電話にて受け付けます(回線が混みあい電話がつながりにくい日もあります)

2016年3月17日

「おいしい小説と空色のバッグ」の料理とお菓子

小さな頃からおいしそうな描写が出てくる本が大好き。
お気に入りの場面は特に熱心に読み返す食い意地がはった子供でした。
『ちびくろさんぼ』の虎のホットケーキ、『バーバヤガー』のカブのシチューといった絵本から始まって、『おおどろぼうホッツェンプロッツ』のどろぼう料理、『大草原の小さな家』の干し肉やハム、『チョコレート戦争』のエクレア。
大人になってからは『キッチン』のカツ丼、『檀流クッキング』の鰹のタタキやピクルス。
『鬼平犯科帳』の鯉の洗いや菜飯、ヘミングウェイの長編に繰り返し出てくるそっけないほどシンプルな肉料理に心躍らせていました。

ザクロカレー

写真・加藤新作 スタイリング・中里真理子

小川糸さんのベストセラー『食堂かたつむり』に登場する料理を映画・書籍の両方で手がけてからというもの、物語に登場する料理のレシピを作る機会を、仕事として度々いただくようになりました。
毎回どっぷりと世界に入って、その本から香りたつ色合いや空気感を感じながら
ああかなこうかなと試作を重ねるのは、毎回楽しくて仕方ありません。
夢のようにおいしそうに表現されている場面を形にするのはプレッシャーも大いにありますが、それ以上にわくわくします。

今回の企画展では、薄井ゆかりさんのバッグにぽんと入れて足取り軽やかに出かけたくなる、そんな小説や物語の料理を日替わりのコースとしてお出しします。

テーマとなる物語とメインディッシュ、こんな感じです。
小説の世界観を大事にしながらも、ただ忠実に再現するのではなくて自分たちらしい解釈が出来たらなと考えています。
※仕入れの状況などでメニューは変わることもあります。ご了承ください

  • 24(木) 村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』 ローストビーフサンドイッチ
  • 25(金)・26(土) 小川糸『食堂かたつむり』 ざくろカレー
  • 27(日)・30(水) ローラ・インガルス・ワイルダー『長い冬』(大草原の小さな家シリーズ) パンケーキと自家製ハム
  • 28(月)・29(火) アイザック・ディネーセン『バベットの晩餐会』 うずらのパイ

チーズケーキ

デザートも各日、本に出てくるお菓子をご用意する予定です。
会期の半分は素晴らしいお菓子を作るパートナーがカモシカにやって来て、一緒に台所に立ってくださいます!

初日の24日はfoodmood・なかしましほさん。
村上春樹さんの短編集『カンガルー日和』の「チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏」に登場する、こっくりと濃厚なチーズケーキ。
28&29はfoodremedies・長田佳子さん。
『バベットの晩餐会』の〆を飾るデザート、しっとり上品なサバランを作ってくださいます。写真を見るだけでため息が出ます。早く食べたいなあ…。

savarin

コーヒーはcoffee Kajitaさん・紅茶はTEALABO tさんが、今回も企画にあわせてブレンドをしてくださいます。
どんな世界に連れていってもらえるのか、私たちもとっても楽しみにしています。
色気あるお菓子とぴったりのグラスワインもご用意しておきますね。

お食事の時間は12:00/13・30の2回、各時間帯10名さま。
ご予約はいつも通り、当日の朝10時からお電話にて受け付けます。
15時からのお茶とお菓子の時間は、ご予約不要でご来店順にご案内します。
もちろん、しほさん佳子さんの日はそれぞれのお菓子をお召し上がりいただけますよ。

みなさまのご来店をお待ちしています!


3月のカモシカ 薄井ゆかり個展「おいしい小説と空色のバッグ」
2016年3月24(木)-30(水)
12:00-18:00(最終日は16時まで)
薄井さん在廊日 3/24・26

  • カモシカの地図と連絡先はこちらです。http://okaz-design.jp/kamosika/map.html
  • 靴をぬいで店内に入っていただく空間です。古い家屋で足元が冷えやすいので、あたたかな服装でおいでください
  • 食事席は8席、17時ラストオーダーです。混雑時は長くお待ちいただくこともあります。ご予約は当日の午前10時より電話にて受け付けます(回線が混みあい電話がつながりにくい日もあります)